それなりに順調にRustの学習が進んでいる気がする。足踏みし続けずに済んだのは、Rustの身の置き所を掴んだと思えたことと、Rustの言語仕様がとてもシンプルであることが理由だ。
煽りのような「速い」「安全」といったお題目には萎えるが、その根拠が「ガベージコレクションを持たない」「スタック中心」「スコープを出るときにメモリを開放する」であることがわかったのでそりゃそうだと受け流すことができる。
ごちゃごちゃ書き込む必要のあるソースコードも、コンパイラがすべてをチェックできれば実行時エラーまで発覚を遅延させずに済むだろうとの発想からきているのだと思えば仕方ないとあきらめることができる。
さらに、Rustの特徴といえる言語仕様は、トレイトの後付けができることと、属性を持たすことができる列挙型の2つだけだとわかると、コンパイラのルールとそれ以外のルールや習慣とを明確に分離できるようになる。もやもやし続けることもない。
ここまでくれば、実際に何か書きながら、しっかり描かれたものを読みながら、言語仕様をつまみながら、馴染んでいくだけだ。